「国連食料システムサミットのための国内対話 -日本の大学・研究機関の視点と期待を中心に-JISNAS(*1) ・FAO(*2) マンスリー合同セミナー 特別企画」に代表金丸が登壇させていただきました。

2021年5月28日(金)「国連食料システムサミットのための国内対話 -日本の大学・研究機関の視点と期待を中心に-JISNAS(*1) ・FAO(*2) マンスリー合同セミナー 特別企画」に代表金丸が登壇させていただきました。
「食料システム変革 – 日本の視点と日本の役割」として、登壇者それぞれの立場から、今のフードシステムの課題、サイエンスの立場から見た変革、サプライチェーンの課題、民間企業としての機会、そして大学・研究機関がフードシステムの変革に果たすべき役割や期待することなどをセッションしました。

・モデレーター: 三次啓都氏(FAOシニア・アドバイザー)
・主催者挨拶: 山内章教授(JISNAS運営委員長), 日比絵里子(FAO駐日連絡事務所長)
・世界食料システムサミットにむけて: 大澤誠農林水産審議官(FSS国内対話責任者)
・世界食料システムサミット科学者グループより:北島薫京都大学教授(FSS科学者グループメンバー)

・パネル・ディスカッション:

芝田雄司氏 政策提言担当マネージャー セカンドハーベスト・ジャパン
古谷研教授 創価大学大学院理工学研究科
徳田博美教授 名古屋大学生命農学研究科食料経済学
金丸美樹  ㈱SEE THE SUN

 

■「国連食料システムサミット」(FSS:Food Systems Summit(フードシステムサミット))について:

持続可能な食料システムの構築が、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けて必要不可欠であるという考えに基づき開催されるサミットで、SDGs達成のための「行動の10年」の流れの一部として位置付けられています。食料システムの持続性の確保を世界共通の課題として捉え、食料システムの抜本的な変革の模索と今後のあるべき姿を示そうとする、初の首脳級会議です。
サミットに向けた準備で最も重要なのは、食料問題への認識向上と幅広いステークホルダーを巻き込んだ「対話」。昨年から、国際会議や各加盟国において、様々なレベルで「対話」がすすめられてきており、日本では、FSS国内対話責任者である大澤誠農林水産審議官が中心となって、数々の対話を推し進めてらっしゃいます。

今回はJISNAS・FAOのマンスリー合同セミナーを食料システムサミットに向けた対話の機会として活用し、日本での国内対話の進行状況や世界規模で議論を進めている科学者グループの動向についての理解を深めるとともに、日本での課題や日本の役割・貢献などを中心にパネル・ディスカッションを行いました。食料システムの変革という大きな課題に向けて、参加者の考えや問題意識を共有し、今後、日本の大学や研究機関、また大学生・研究者が果たすべき役割について話し合う機会となりました。

(*1) JISNAS 農学知的支援ネットワーク Japan Intellectual Support Network in Agricultural Sciences
(*2) FAO 国連食糧農業機関 Food and Agriculture Organization of the United Nations

 

SEE THE SUNは、食料システムの変革という大きな課題に向けても、自分たちのできることで小さな1歩を踏み出そうと日々模索・奮闘しています。大きな課題だからこそ、同じ想いを持つ仲間と力を合わせてできることを1歩1歩を踏み出していきたいと考えています。

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